AppSheetで作る食料品の在庫管理アプリ、いよいよデプロイとなりました。前回の記事もご参照ください。
AppSheetで食料品の在庫管理アプリを作る。ワークフローとアクション機能を使って、スプレッドのデータを自動消去する機能を作ります。
AppSheetのUIが変更になりました
2022年10月よりAppSheetのUIが新しくなっていますが、このブログ記事のUIは更新前のものになっています。AppSheetではUIを新旧切り替えすることが可能です。記事の画像のUIと実際のUIが異なる場合はUIの切り替えを試してみてください。切り替えは以下のボタンを押すとできます。
デプロイは必要か?
ということで、ここではアプリを実際に使う環境に配置する=デプロイしてみることにします。が、そもそもデプロイ必要なのでしょうか?
「AppSheetを導入する」でも触れましたが、AppSheetはサインアップは無料でできます。そして、アプリ作成まで無料でできます。さらに、プロトタイプのまま運用することもできます。個人利用であればデプロイする必要はなさそうです。
また、デプロイする場合、無料でできる機能が限られます。意外と多くの機能が有料プランのみとなっています。AppSheetの料金表で、各料金プランに含まれる機能を確認することができますので、事前にチェックしても良いでしょう。
料金表はこちら
例えば、今回のアプリのようにバーコード読み取り機能を使う場合、いきなりCoreまでプランが上がります。また、Automateでデータ変更機能を使う場合もCoreです。Coreは1ヶ月10米ドルですので、結構高いですよね・・・
一方、アプリを大人数で共有するためにはデプロイする必要があります。自分一人から最大10名までで使うならプロトタイプで可能ですが、それを超える人数で共有する場合には、デプロイすることを考えないといけません。AppSheet画面左の「Share app」ボタンを押すと、以下のようなウィンドウが出てきます。
それでもデプロイする
それでもやっぱりデプロイしたい!こうします。
画面左の「Not Deployed」ボタンを押すと、自動的にデプロイチェックが実行されます。
チェック結果が出ました。
「Deployment Check」で各項目のチェック結果を見ることができます。「PASSED」「WARNING」はそのまま流していくと、一番下の「Account status」が「ERROR」となります。
「ERROR」ボタンを押して詳細を確認すると・・・
つまりFREEプランではできない機能が入っています、プラン変えてください、ってことですね。この時点で無料でデプロイすることは諦め、プラン変更することにします。
プラン変更は簡単
こちらは非常に簡単、すぐに変更できてしまいます。画面上部のMy Accountを押すと、現在のプランと「Upgrade」ボタンが表示されるので、これを押すだけです。ご親切ですね・・・
クレジットカード情報を登録し、お好みのプランを指定すると、すぐに新しいプランに切り替わります。
FREEに戻すのも簡単
また、StarterやCoreからFREEに戻すこともできます。有料プランへの変更と同じように「My Account」画面からUpgradeボタンを押すと、プラン変更画面になりますので、ここでPlan Classから「Free」を選択して右下に出てくる「Accept」ボタンを押します。
シリーズ目次
素人がノーコードで在庫管理アプリを簡単に作る・・・実際に作ってみるとどうなるのか?AppSheetを使って食料品の在庫管理アプリを作ってみました。バーコードの読み取り、入庫、出庫の動きをアプリで作りながら、ポイントや気づきを中心に触れてみました。素人ですので、書いてあるよりも良い方法もあるかもしれませんが、AppSheetからアプリを使い始めるまでの流れは一通り説明しています。実際の開発時間は、夕食後の時間を使って一週間程度です。さらに続編として、入出庫履歴の記録と在庫データの表示も追加しています。
在庫管理アプリ構築編
その2:AppSheetの導入とテーブルの設定
その3:アプリの表示をカスタマイズする
その4:数式と関数のフィルターでスライスを作ってデータを抽出する
その5:データを抽出、そのバーコードありますか?
その6:数式で分岐を設定する
その7:LINKTOFORM関数を使ってデータも引き渡し
その8:他のフォームに遷移する
その9:データを自動消去する
その10:デプロイしてみる
その11:おわりに
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