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【AppSheetで在庫管理】トラブル時にアプリの実行時エラーを確認するAudit History Logの使い方

2021/03/26

Appsheet

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【AppSheetで在庫管理】トラブル時にアプリの実行時エラーを確認するAudit History Logの使い方

AppSheetでのアプリ作成は非常に簡単な部類と思います。思った通りに動かなくても、ほとんどはデータやテーブルを見たり調整すればエラー箇所が分かり、直せるはずです。

そうは言っても、思わぬ挙動をすることもあります。もしくは動くはずなのに動かないことも。そんな思った通りに動かない時のために、AppSheetにはアプリの動作履歴を確認する機能があります。「Audit History Log」です。

AppSheetのUIが変更になりました

2022年10月よりAppSheetのUIが新しくなっていますが、このブログ記事のUIは更新前のものになっています。AppSheetではUIを新旧切り替えすることが可能です。記事の画像のUIと実際のUIが異なる場合はUIの切り替えを試してみてください。切り替えは以下のボタンを押すとできます。

AppSheetの新旧UIをボタンで切り替える


Audit History Logの表示、分かりにくいところにある

Audit History Logを表示させるには、ManageメニューからMonitorタブでAudit Historyの項目を表示させ、「Launch log analyzer」ボタンを押します。


AppSheetでアプリの動作履歴を確認するウィンドウを表示する


新しいウィンドウが表示され、動作履歴のログが表示されます。画面上部は動作日時などのフィルターとサマリー情報です。


AppSheetでAudit History Logページを表示させる


画面の下の方に移動すると、動作履歴がアクションごとに表示されます。

記録される履歴について

Audit History Logで記録される動作は以下の5つです。

  1. 端末のアプリとAppSheetサーバの同期
  2. 端末のアプリとAppSheetサーバ間のデータの追加・編集・削除
  3. AppSheet APIでの追加・編集・削除機能の呼び出し
  4. ワークフローの呼び出し
  5. レポートの呼び出し
アプリで実行されるこれらの動作が一つずつ記録されます。


AppSheetのAudit History Logで動作履歴を確認

動作にエラーがあると赤く表示されるので、すぐ分かります。また、Detailsボタンを押すと、成功でもエラーでも、動作の詳細を確認することができます。


AppSheetで動作履歴の明細を確認する

エラーがある場合、エラー箇所と原因も記録されます。上記の場合、エラーメッセージはこのようなものです。


"Errors": "Error: Perform DataAction 'Pass transaction history' failed because Row having key '' in table 'Track Record' in field '_RowNumber' is required to have a value. Error: 'Add Row' Data action 'Pass transaction history' failed with exception Collection was modified; enumeration operation may not execute. .",


エラーが記録されるのはいいですが、これを読み解くのが難しいですね・・・このエラー箇所と原因を特定すれば、エラー解消につながるはずです。 でも、エラー箇所がわかるだけでも助かりますね。


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シリーズ目次

素人がノーコードで在庫管理アプリを簡単に作る・・・実際に作ってみるとどうなるのか?AppSheetを使って食料品の在庫管理アプリを作ってみました。バーコードの読み取り、入庫、出庫の動きをアプリで作りながら、ポイントや気づきを中心に触れてみました。素人ですので、書いてあるよりも良い方法もあるかもしれませんが、AppSheetからアプリを使い始めるまでの流れは一通り説明しています。実際の開発時間は、夕食後の時間を使って一週間程度です。さらに続編として、入出庫履歴の記録と在庫データの表示も追加しています。

在庫管理アプリ構築編

個別処理編

Yahoo!商品検索APIから情報自動取り付け編


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数学苦手な文系が、そろそろネットで何かやってみるか、という程度。のんびり、てきとーに。