Glideを使って塾の予約アプリを作りながら、Glideの機能を調べていくシリーズの個別説明編。 ここでは、テーブルとテーブルを関連づけるRelation(リレーション)という機能についてご説明します。
リレーションとは
リレーションは、テーブルとテーブルを関連づける機能です。例えば、予約とレッスンを紐つける場合に、リレーションを設定して、予約リストとレッスンリストを関連づけます。
リレーションが構築されると、Lookup(参照)などの機能も使えるようになったり、アクション設定やコンポーネントの表示時にデータを表示したり参照したりできるようになります。
リレーションの設定
例として、予約リストとレッスンリストを関連づけてみます。
予約リストにあるレッスン関連情報はレッスンIDだけです。そこで、予約リストとレッスンリストのレッスンIDを関連づけ、予約に対応するレッスンを参照できるようにします。
リレーションはテーブルの列の一つとして設定します。予約リストで新しく列を追加し、データ型として「Relation」を選択します。
詳細設定では、
- 現在のテーブルのどの列を関連させるか
- どのテーブルのどの列と関連させるか
なお、リレーションは複数のリレーションを許可することもできます。
リレーションを設定したテーブル
リレーションを設定すると、テーブルにリレーションが表示されます。
リレーション列はそのままコンポーネント上で表示させることもできますが、リレーション列があることにより関連するテーブルのデータ参照などもできるようになります。
リレーションの活用
リレーションを使った例をいくつかみていきます。
Lookup(参照)
関連テーブルの指定した列を参照する機能です。テーブルの列の設定で、データ型として指定することができます。リレーションを設定すると、Lookupの設定時に参照対象データとして指定可能になります。
例えば、予約リストでレッスンの日時を確認する場合、以下のようにLookupを設定します。
設定した後に「予約リスト」テーブルのレッスン日時列を見てみます。
設定すると「レッスン日時」列に予約したレッスンの日時が表示されるようになりました。
シリーズ目次
Glideを使ってノーコードでアプリを自作するシリーズ、塾の予約管理アプリを作ってみました。データベースの構築・画面の設計・アクションの設定と、ノーコードでアプリを作成する一通りの作業を確認していきます。シリーズは全10回です。開発時間は、Glideの導入からアプリ完成まで一日2、3時間使って3、4日といったところです。
また、週末にGlideで作るストップウォッチ編もあります。こちらは、土日・午前午後で測定目的別に記録できるストップウォッチを作ります。こちらも是非ご覧ください。
目次
第1回:Glideの導入
第2回:Glideの編集画面について
第3回:Glideのテーブルの作り方
第4回:タブとコンポーネントの設定方法
第5回:アプリの画面を設計
第6回:アクションの設定
第7回:ロールアップ(Rollup)の使い方
第8回:計算式とアクションで残りチケット数を管理する
第9回:チケットの販売とBuyボタンで決済
第10回:アプリを公開する
個別編
リレーション(Relation)について
GlideとZapierを連携する−GlideアプリでZoomミーティングを作る
週末に作るGlideストップウォッチ編
週末時間でできる、簡単ノーコードアプリ開発。Glideのストップウォッチ機能を使って、目的別に整理できるストップウォッチアプリを開発します。
第1回:テーマを設定できるストップウォッチアプリのコンセプト設定とGlideへのログイン
第2回:計測「テーマ」のテーブルと画面の設定
第3回:ストップウォッチコンポーネント設定とテンプレート型を使った経過時間の表示
第4回:グラフで測定結果の見える化とWebアプリのリリース
0 件のコメント:
コメントを投稿