最後まで目が離せない、なぜなら目を離す暇がないから
久しぶりに見応えのある戦争映画と言えるだろう。何しろ目を離す暇がないのです。
実際、シーンが途切れることがない。最初から最後まで、全編ワンカットになっていることは途中で流石に気づくのだが、その時には先にトイレに行かなかったことを後悔します。
第一次世界大戦のフランスで、伝令としてメッセージを伝えるためにまさに戦場を駆け抜ける若いイギリス兵をカメラで捉え続けること2時間。緩衝帯を越え、窪地に飛び込み、塹壕を走り、飛行機に追われ、撃たれ撃ち返し、街を走り、川を流れ、森を歩く。命令の遂行のため、ひたすら走り目的地を目指す。
話は一昼夜のことですが、それが2時間ワンカットの中に収められている不思議と緊迫感は本当に目が離せなくなります。次から次へと出てくるイベントはゲームをやっているようですが、実話ではないものの実話に基づく創作であるこの映画では、これがゲームではなく戦場でこのようなことが実際に起きたであろうということにも目を逸らすことができません。
監督のサム・メンデスは「007 スペクター」の監督でもあり、同作でもメキシコシティの冒頭シーンで長時間のワンカットを披露しています。この映画に引き込まれるのは、ワンカットだからなのか、ストーリーなのか。いずれにしても最後まで目が離せません。
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